メカには直線がつきものです。キリっとした線とかちっとした面を描く練習です。
背景では、筆で直線を引くのに 、溝引き定規とガラス棒を使います。

 

 溝引き定規とは、目盛りと反対の側に溝が掘ってある定規のことです。昔、小学校で使った竹の定規にも溝があり、使い方もわからず、飾りか、滑り止めのように思っていました。実は、その溝にガラス棒という、両側が丸くなっている棒を滑らせて、筆で直線を引くためのものだったのですね。定規は紙のサイズを考え、少し長めのものを用意しましょう。別に決まっているわけではないのですが、目盛りで35センチから40センチくらいがよいと思います。幅は、溝以外の部分をおさえることになるので、少し広めになっていた方が安心です。線を引く長さと、好みに合わせて選んでみてください。材質は、完全に透明のものが、絵をかくさないので良いと思います。目盛りは背景ではあまり使わないので、濃いとかえって邪魔になるかもしれません。

 ガラス棒は、両側に球がくっついたような棒です(ものによっては、ただ丸く角をとっただけのものも、あったと思います)。定規の溝の丸みにあわせられるように、両側の大きさが違います。「ガラス棒」と言いますが、なめらかに動くものであれば、ガラスでなくてもかまいません。金属のものの方が、落として割ったりすることがない分、使いやすいかもしれませんね。手元になければ、割り箸でも鉛筆の後ろでも代用ができます。でも、慣れないうちは、定規の溝に二点で当たって、ブレがないものの方が良いでしょう。


 
 基本的には、利き手で筆とガラス棒を、お箸のように持ちます。ガラス棒が手前側です。私はお箸が鉛筆持ちだったので、慣れるのが大変でした。自分が描きやすい持ち方でかまわないのですが、ガラス棒を定規にのせたまま、前後左右や、上下に自由に動かせる持ち方がベストです。最終的には、溝引きで緩やかな曲線や、太くなったり細くなったりする線を描けるようにするためです。

 

 道具がそろったら、早速線をひいてみましょう。細い線は削用筆を使います。筆のとがった先を整え、先端で線をひきます。以前描いた空など、絵の具ののった紙があれば、練習にはその紙を使ってください。サラの紙とは線のノリ具合というか、筆先の感じが微妙に違ってきますから。たいした違いではないと言われれば、その通りなのですが、より実践に近づけた練習ということで・・・。

はじめは手の形を固定したまま、同じ太さの線をひく練習です。定規と線の間の幅も一定になるようにしましょう。うまくできるまでは、上半身を全部使って横に動かしても良いかもしれません。だいたい、できるようになったら、できるだけ細い線をひくようにしましょう。線も一定間隔に平行に引けるようになれば、かなりの上達です。慣れの問題も大きいので、何本も何本も、納得するまでひいてみてください。練習のバリエーションとして、平筆を使っても良いでしょう。


 

 実際、使わないでも済むこともありますが、こういうことができれば便利という技です。結局は、手の動きと定規の動きの変化になってしまいます。基本ができていないうちにこれをやると、基本の習得が遅れます。あくまでも将来、こういうこともできるようになる、といった参考にどうぞ。

手(握り)の変化
★定規を動かさないでガラス棒と筆の距離の違い(握りの変化)で平行線を引く。
(狭い間隔で二三本だけ線をひくとき、定規を動かすのがめんどくさいときに、役に立ちます。)

★線をひきながらガラス棒と筆の距離を変えて微妙な曲線を引く。
(直線から曲線に変わっていくとき、ほんとに微妙な曲がり方を必要とするときに使います。)

★手を横に動かさないで、握りの変化で定規と直角な線をひく。
(あまり長い線は引けません。メカ線なんかで凸凹をちょっとアクセントで入れるときに使ったりします。)

★定規にガラス棒をのせたまま、握りで小さな丸を描く。
(フリーハンドでやっても変わりません。むしろ無駄では・・・?)

定規の変化
★定規を縦において溝引きをする。
(紙を縦にすればいいのですが、パンする背景の時など、紙が長くて机の上では縦にできないときに便利です。)

★定規の片端だけを机に付け、片方を浮かせたまま、溝引きをする。
(地塗りの時、紙がぬれていても、線をひきたいときに使ったりします。ある程度、堅い定規でないと、しなります。)

★定規を動かしながら線をひき、曲線にする。
(私はあまり得意ではありません。どちらかというと、フリーハンドで描いていました。)

★箸をなくしたとき、ガラス棒二つでお弁当を食べる。
(うそです。通常、箸よりもガラス棒の方を、よくなくします。)

では、次は実際に絵を描くことを想定して、考えていきましょう。


C-1真っ直ぐな線を引きましょう

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@-1:なるべくお金を使わずに道具を
そろえたいんだけど・・・




A-1:紙との会話

A-2:絵の具を塗る

A-3:空気の感じ

A-4:雲なんか入れたいな

A-5:星だって描いちゃうもんね



B-1:海を描こう

B-2:山を描く

B-3:草原を描く



C-1:真っ直ぐな線を引きましょう

C-2:メカの線のある壁を描いて
みましょう

C-3:メカ線のある壁を描いて
みましょう(金属の壁編)



to be continued.



to be continued.



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